診療時間 10:00~13:00/15:00~20:00 ※火曜日のみ17:00まで
休診日 木曜・土曜午後・日曜・祝日
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歯科コラム
COLUMN
インビザラインを希望する方のなかには「歯周病があるけど矯正できる?」 と疑問に思う方もいるでしょう。
結論から言うと、歯周病が重度の場合はインビザライン治療ができません。
しかし、歯周病が軽度な場合は、インビザラインと並行して治療できるケースもあります。
本コラムでは、インビザライン治療の開始前や治療中に歯周病が見つかった場合の対処方法と予防ケアについて解説します。
歯周病を放置したまま矯正を進めると、最悪の場合は歯が抜け落ちてしまいます。
不安なく矯正治療を受けるためにも、ぜひ本コラムをご参考にしてください。
歯周病がある場合、インビザラインよりも歯周病の治療が優先されます。
ただし、初期の歯周病(歯肉炎)であれば、矯正治療と並行して行うことも可能です。
初期の歯周病とは「炎症が歯ぐきに留まっており、歯を支える骨(歯槽骨)にまで達していない状態」を指します。
初期の歯周病は症状が軽く、歯石除去や正しいブラッシングで回復が期待できます。
一方で、症状が進行した場合は、矯正より歯周病の治療を優先します。
矯正治療より歯周病治療を優先する理由は、歯を支える「土台(歯周組織)」の安定性を保つためです。
歯周病による炎症を放置すると、症状が悪化して歯を支える骨が溶け始め、周辺組織が破壊されてしまいます。
インビザライン治療は、矯正装置によって歯を移動させる治療法です。
仮に、歯周病を治療せずに矯正治療を進めてしまった場合、土台が歯を支えきれず抜け落ちてしまう可能性があります。
矯正治療をはじめるためには、まず土台となる歯周組織を守ることが大切です。
インビザライン治療中の歯周病予防は、以下のポイントを意識することが重要です。
・歯みがきを入念に行う
・マウスピースの洗浄を欠かさない
・定期的に歯科検診を受ける
インビザライン治療中は普段以上に丁寧な歯みがきが大切です。正しいブラッシング方法を知りたい方は、歯科医院で指導を受けるとよいでしょう。デンタルフロスやマウスウォッシュを併用すると、より高い洗浄効果が期待できます。
マウスピースは専用の洗浄液で洗い、清潔に保つことが大切です。洗浄液はドラッグストアで購入できますが、歯科医院によっては院内で販売しているケースもあります。
インビザライン治療中の検診頻度は、2ヶ月に1回が大まかな目安です。検診では、口腔内のチェックや専門的なクリーニング(PMTC)が受けられます。
矯正治療中の口腔ケアに関しては、以下のコラムも参考にしてください。
矯正治療中の口腔ケア
当院では矯正治療をはじめ、歯周病・虫歯・定期健診といったさまざまな治療にワンストップ対応が可能です。矯正治療に不安や疑問をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。
Q1:歯周病が進行するとどうなりますか?
A1:歯周病とは、口腔内の細菌感染による歯ぐきの病気です。「歯肉炎」と呼ばれる歯ぐきの炎症が初期症状です。
歯周病が進むと「歯周炎」となり、歯ぐきが下がって歯が動揺したり膿が生じたりします。最終的に歯の抜け落ちにもつながるため、口腔内を清潔に保つようにしましょう。
Q2:インビザライン治療中は歯周病にかかりやすいですか?
A2:インビザライン治療中は歯周病のリスクが高まる傾向にあります。
インビザラインはマウスピースを外して洗える点から、ワイヤー矯正に比べると口腔ケアがしやすい利点があります。しかし、マウスピースを装着している時間は歯が唾液に触れにくくなり、唾液による自浄作用が働きにくくなる側面もあります。普段以上に口腔内を清潔に保つように努めましょう。
■ 略歴
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