診療時間 10:00~13:00/15:00~20:00 ※火曜日のみ17:00まで
休診日 木曜・土曜午後・日曜・祝日
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歯科コラム
COLUMN
インビザラインは目立ちにくく人気のある矯正方法です。しかし、矯正治療中に「マウスピースの汚れが気になる」・「口臭がする」などのお悩みを抱える方も少なくありません。
原因の1つとして、日常的に行うマウスピースの洗い方が関係している場合があります。
毎日行うお手入れとして、正しい方法は下記のとおりです。
・飲食時などマウスピースを外す度に、水で優しく汚れをこすり落とす。
・週に数回はマウスピースを洗浄する専用の洗浄剤でつけ置きする。
本コラムでは、インビザラインの正しい洗い方やお手入れにおける注意点を解説しています。
インビザラインは1日のうち、食事と歯みがきの時間以外の装着が必要です。そのため、マウスピースを毎日正しい方法でお手入れができていないと、細菌の発生やマウスピースの着色につながってしまいます。
細菌の発生は口臭の原因となるだけでなく、虫歯や歯周病になると治療計画にも影響が出る場合があるため注意しましょう。
また、付着した汚れがたまることで、マウスピースと歯列が密着せず、矯正治療に影響を及ぼす場合もあります。
矯正治療中の虫歯・歯周病による影響については以下のコラムをご覧ください。
矯正治療中に虫歯や歯周病になったら
インビザラインの洗浄は、基本的に毎食後・間食後・就寝前に行います。飲食物を口にした時に洗浄することで、食べかすや糖分、酸性の物質がマウスピースに付着するのを防げるからです。
また、睡眠中は唾液の分泌量が少なく、細菌が繁殖しやすい時間帯といわれています。就寝前の洗浄は特に丁寧に行いましょう。
インビザラインをゆっくりと取り外したら、水かぬるま湯を流しながら指で優しくこすり、表面の汚れを取り除きましょう。細かな凹凸など洗いにくい部分は、毛先が柔らかく細い歯ブラシを使用すると汚れを落としやすくなります。
水洗いをしても汚れやにおいが気になる場合は、専用の洗浄剤を使用するのが効果的です。
洗浄後は、流水でしっかりすすぎ、清潔なタオルなどで拭いたら乾燥させ、専用ケースに保管します。半乾きの状態で保管すると、細菌やカビの繁殖につながるため、しっかり乾燥させましょう。
インビザラインのマウスピースは、熱で変形しやすい素材を使用しています。誤った方法で洗浄・乾燥を行うと変形や破損を引き起こす可能性があるため、以下の点は避けてください。
・お湯の使用、煮沸消毒
・研磨剤入りの歯みがき粉の使用
・ドライヤーや直射日光による乾燥
40度以上のお湯や煮沸消毒は、熱による変形の原因となります。
また、研磨剤入りの歯みがき粉はマウスピースの表面に細かい傷をつけ、汚れの付着や細菌が繁殖しやすくなるため使用しないでください。
乾燥の際にドライヤーや直射日光を使用することも変形の恐れがあるため、洗浄後は自然乾燥させましょう。
Q1:専用の洗浄剤が無い場合にはどうしたらいいでしょうか。
A1:専用の洗浄剤がない場合には、食器用洗剤で代替え可能です。ただし、アルコール・漂白剤・研磨剤の入った商品は、マウスピースの変形や破損につながる可能性があるため避けましょう。また、洗浄した後のすすぎも丁寧に行ってください。
Q2:マウスピースの洗浄をしても、まだにおいや口臭が気になります。
A2:インビザラインのにおいや口臭の原因として、マウスピースの汚れ以外にも、口腔ケアの不足や口内の乾燥、虫歯・歯周病も挙げられます。デンタルフロスなどを使用した丁寧な歯みがきや、歯科医院での定期健診・クリーニングをおすすめします。
■ 略歴
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