診療時間 10:00~13:00/15:00~20:00 ※火曜日のみ17:00まで
休診日 木曜・土曜午後・日曜・祝日
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歯科コラム
COLUMN
小児矯正には1期治療と2期治療が存在します。
本コラムでは、小児矯正における1期治療と2期治療の違いについて解説いたします。また、治療開始時期や治療内容、使用する装置についてもご説明いたします。ぜひご参考にしてください。
1期治療の目的は、骨の成長に合わせて顎のバランスを整え、永久歯がきれいに並ぶための空間作りをすることです。
2期治療では歯並びや噛み合わせの調整が治療目的となります。
治療開始時期も異なります。1期治療は基本的に乳歯と永久歯が混在する6歳頃から治療を開始しますが、治療方法によっては3歳頃から開始する場合もあります。一方で、2期治療は基本的に永久歯が生え揃った時期から治療を開始します。適齢期に1期治療を開始することで、将来的な抜歯を回避できるケースがあります。
歯並びの状態によって1期、2期どちらの治療も必要な場合とどちらかの治療だけで完了する場合があります。お子さまの成長段階と口腔内の状況を考慮して治療計画を立てるため、治療をご検討の際はお早めにご相談ください。
1期治療のメリットは、顎のバランスが整い、永久歯が生えるためのスペースを確保しやすくなる点があげられます。
また、歯並びの問題を早期に解決できることから、将来的な矯正の際に抜歯が不要になったり、2期治療の治療期間を短くできることもメリットといえるでしょう。
さらに、歯並びが整うことで、歯みがきをする際に歯ブラシが隅々まで行き届きやすくなり、虫歯や歯周病のリスクを減らすこともできます。
1期治療のデメリットは、治療期間が長引く可能性がある点です。
顎の骨の成長や、乳歯から永久歯への生え変わりを確認しながら治療を進めていくため、成人の矯正治療よりも時間がかかるケースがあるといえます。
また、矯正器具によっては丁寧なブラッシングが必要であったり、矯正器具を装着する時間を必ず守る必要があるなど、お子さま自身の努力と親御さまの協力が必要不可欠であることもデメリットです。
2期治療を行う主なメリットは、早いうちから歯並びを整えておくことにより、将来的に歯列矯正をする必要性が低くなることです。
また、お子様の歯並びが綺麗に整うことによって、笑顔に自信が持てるようになります。特に多感な時期にあたるお子さまにとっては、コンプレックスを抱えずに済むのは非常に大きなメリットといえるでしょう。
矯正器具によっては、矯正中に口元の見た目が悪くなってしまうことがあります。また、矯正治療中は一時的に歯並びが悪く見える点も注意が必要です。
自分の容姿が気になるお子さまには、できるだけ目立たない矯正装置の装着を推奨しております。
さらに、歯みがきがしづらい、発音がしづらいなどの問題が出てくる場合があるので、どの矯正装置を用いて矯正を行うのか、慎重に判断すると良いでしょう。
1期治療では、主に顎の骨を広げたり、悪習癖を改善させる装置を使用します。また、歯の生え方や骨の状態、舌の癖などによって適用する装置が異なります。一方で、2期治療はワイヤー矯正もしくはマウスピース矯正の適用が殆どです。
1期、2期両方の治療が必要な場合でも、1期治療の結果次第で2期治療の期間を短縮できたり、総合的な治療費を抑えられる可能性があります。
永久歯に生え変わる前であっても、将来的な歯並びに対する不安があれば、当院までお気軽にご相談ください。早期に矯正治療を検討することで幅広い治療方法を選択できます。
Q1:小児矯正の1期治療は必要ですか?
A1:1期治療は必須ではありません。しかし、1期治療を受けることで抜歯せずに済んだり、治療期間も短縮できる可能性があります。1期治療を受けるべきかは症状や成長段階によって異なるため、歯科医師と相談しましょう。
Q2:1期治療だけで矯正治療が終わるケースもありますか?
A2:1期治療のみで矯正治療が完了する症例もあります。1期治療の時点で歯並びに十分な空間を作れたり、悪習癖の改善ができると2期治療は不要になるでしょう。
■ 略歴
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