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インビザライン・ファーストの適応条件について把握しておきたいこと

矯正歯科

インビザライン・ファーストの適応条件について把握しておきたいこと

お子さまの歯並びや噛み合わせの問題をそのまま放置すると、将来的な口腔機能に悪影響を及ぼす可能性があります。将来の歯並びや噛み合わせのためにも、矯正治療は乳歯期から永久歯期への移行の際に行うのが理想です。

本コラムでは、小さなお子さまの歯並びに対応したインビザライン・ファーストの適応条件についてご紹介します。ぜひ参考にしてください。

インビザライン・ファーストの適応条件
インビザライン・ファーストを始める前に、以下の3つの条件を満たしているか確認してください。それぞれがお子さまの歯並びの状態を正確に把握する基準となります。

・第一大臼歯(奥歯の一番大きな歯)が生えている
・前歯のうち、少なくとも4本の歯が生えている
・上下の顎のうち、少なくとも片方の顎に、乳歯または永久歯が2本以上残っている

インビザライン・ファーストの開始にあたり、第一大臼歯が生えていることは重要です。また、前歯が4本以上生えている場合は、歯並びの状態を正確に把握できるだけでなく、矯正治療で使用するマウスピースもしっかりと装着できます。

インビザライン・ファーストを選ぶ際のポイント
インビザライン・ファーストを検討の際は、以下のポイントを確認してください。

・インビザライン・ファーストで改善可能な症例である
・ご家庭の予算に合った治療費用である
・お子さまが許容できる痛みや不快感のレベルである
・お子さまの年齢や生活スタイルに合った治療期間である
・マウスピースの装着感や見た目を受け入れられる
・毎日の装着時間やメンテナンスにお子さまが協力できる

インビザライン・ファーストは治療期間が長期に渡る場合もあり、お子さまやご家族の協力が不可欠です。

歯並びや噛み合わせに問題が生じた際は、当院または小児矯正歯科の取り扱いのある歯科医院へご相談ください。お子さまの成長や口腔状態に合わせた適切な治療をご提案いたします。

Q1:インビザライン・ファーストを行うには抜歯が必要ですか?
A1:お子さまの口腔状態にもよりますが、多くの場合、抜歯せずに治療が可能です。マウスピースで必要な隙間をつくり、理想的な歯並びを目指します。

Q2:装置の装着は痛くありませんか?
A2:マウスピースは柔らかい素材でできているため、装着時の痛みは強くありません。矯正力によって多少違和感を覚えることはありますが、数日で慣れるとされています。元々負担の少ない治療ですが、少しでもお子さまが治療を嫌がらないよう対応いたします。

記事監修 向井⻭科 院⻑・⻭科医師 向井 紀文

記事監修 向井⻭科 院⻑・⻭科医師 向井 紀文

略歴

  • 歯科医師
  • 歯学博士(1993年 大阪大学)

略歴

  • 1993年大阪大学歯学部卒業
    大阪大学歯学部口腔外科入局、博士号取得
    口腔外科手術のエキスパートとして、大阪労災病院、
    愛郷会笠利病院、名瀬徳洲会病院に出向
  • 2002年大阪府四條畷市にて「向井歯科院」を開業
  • 2008年「医療法人紀文会 向井歯科」となり現在に至る

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