診療時間 10:00~13:00/15:00~20:00 ※火曜日のみ17:00まで
休診日 木曜・土曜午後・日曜・祝日
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歯科コラム
COLUMN
インビザライン治療で使用するマウスピースのメンテナンスやケアは、患者様ご自身で行っていただく必要があります。
しかし、矯正装置の誤った取り扱いにより、インビザラインの効果を最大限に発揮できない場合があります。
本コラムでは、インビザライン矯正におけるマウスピースのメンテナンスやケアの必要性と適切な方法について解説いたします。
インビザライン治療では透明なマウスピースを使用して歯列矯正を行います。
ワイヤー矯正とは異なり、マウスピースは着脱可能な矯正装置です。そのため、マウスピースのメンテナンスや管理を患者様ご自身で行えます。
メンテナンスやケアが不十分な場合、口腔内の健康状態が悪化します。細菌の毒素により虫歯や歯周病などが発生すると、矯正治療の進行に悪影響を及ぼす恐れがあります。着脱したマウスピースは必ず清掃を行い、清潔に保ちましょう。さらに、マウスピースの取り扱いには十分に気を配り、紛失しないよう保管場所を決めておくことも大切です。
矯正治療が終わると歯が元の位置に戻らないようにリテーナー(保定装置)を使用します。リテーナーもマウスピースと同様にメンテナンスやケアが必要です。
インビザライン矯正で使用するマウスピースのメンテナンス方法は、以下の通りです。
・マウスピースに傷がつかないよう着脱する
・毎食後と就寝前にマウスピースの清掃をする
マウスピースに過度な負荷がかかると傷や歪み、破損につながります。粗雑に扱わず、丁寧に使用することでマウスピースを長持ちさせます。
マウスピースを清掃するのにベストなタイミングは食後です。歯みがきと一緒にマウスピースの掃除も行いましょう。
また、就寝前の洗浄も大切です。就寝中は口腔内に細菌が増殖しやすい状態となっているため、丁寧な歯みがきに加えて、マウスピースの清掃も忘れず行うようにしましょう。
セルフケアだけでなく、歯科医院で行うクリーニングも大切なメンテナンスです。歯科医師や歯科衛生士の指導のもとケアを日常的に行ってください。
マウスピースは正しい方法で洗浄することが大切です。
ここでは、マウスピースの正しい洗浄方法を紹介します。
①マウスピースが傷つかないように、奥歯から前歯側に向かってゆっくりと丁寧に取り外した後、ぬるま湯で優しく洗います。
②マウスピースについた細かい汚れや食べカスを落とすために、やわらかいブラシで優しくブラッシングします。強い力でこすると、変形したり破損したりするおそれがあるため、優しく洗うことがポイントです。
③マウスピース専用洗浄剤を使用します。洗浄剤の使用方法をよく読み、説明書通りに使用してください。洗浄剤を使用することで、細菌の増殖を予防します。
洗浄する際に注意したいのが、研磨剤が入った歯磨き粉の使用です。研磨剤入りの歯みがき粉を使用すると、マウスピースに細かい傷がついて汚れがたまりやすくなるため、使用はお控えください。
④最後に、ぬるま湯でしっかりとすすぎます。洗浄剤が残らないようにすすぐことがポイントです。
⑤十分にすすいだら、水分をふき取って乾燥させます。乾燥させる際に、ドライヤーを使用するのはやめましょう。熱によってマウスピースが変形してしまうおそれがあります。乾燥させた後は、専用のケースに入れて保管します。
マウスピースのメンテナンスが不十分な場合、矯正中に様々な悪影響を及ぼします。
具体的には下記のとおりです。
・マウスピースの洗浄不足により汚れや細菌が蓄積すると、口臭が発生する。
・マウスピースに飲食物のカスが残っていると、飲食物の色素が付着し、変色が発生する。
・無理やり外したり、熱を加えたりすることでマウスピースが変形、劣化してしまう。
マウスピースは丁寧なメンテナンスとケアを行うことで、長く使い続けることができます。
口腔内のトラブルを防ぎ、快適に使用するためにも、日常のメンテナンスは忘れず行うようにしましょう。
セルフケアだけでなく、歯科医院で行うクリーニングも大切なメンテナンスです。歯科医師や歯科衛生士の指導のもとケアを日常的に行ってください。
Q1:お茶を飲むだけでもマウスピースを外したほうがいいのでしょうか?
A1:水以外の飲食物を口にする場合は、マウスピースを外してください。マウスピースを装着したままお茶を飲むと、色素が付着する可能性があります。また、熱いお茶はマウスピースを変形させる恐れもあるため注意が必要です。
Q2:マウスピースを歯みがき粉で磨いても問題ありませんか?
A2:研磨剤が含まれた歯みがき粉を使用すると、マウスピースが傷つく恐れがあります。マウスピースに傷がつくと汚れが付着しやすくなるため、研磨剤が含まれる歯みがき粉は使用しないでください。専用の洗浄剤を使用するか、研磨剤が含まれていない歯みがき粉や食器用洗剤の使用が適切です。
■ 略歴
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