診療時間 10:00~13:00/15:00~20:00 ※火曜日のみ17:00まで
休診日 木曜・土曜午後・日曜・祝日
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歯科コラム
COLUMN
「朝起きたら急に顎が痛くて口が開かない」
「食事のたびに顎がカクカク鳴って痛む」
そんな症状に不安を感じていませんか? これらの症状を放置すると、下記のような状態へと悪化する可能性があります。
・痛みや開きにくさが悪化する
・顎関節の状態が悪化、慢性化する
・歯や噛み合わせへの影響
・全身の不調につながることも(頭痛、肩こり、めまい、疲労感など)
本記事では、顎が痛くて口が開かない時の応急処置や考えられる原因や何科を受診すべきかを、歯科医師の視点から解説します。
顎に違和感や痛みがある場合、炎症を悪化させないことが最優先です。安静を保つことが大切なため、痛みを確認する目的で無理に口を開閉するのは避けましょう。
応急処置の方法は、痛みの出方や状態によって異なります。
ズキズキと激しく痛む・熱感がある・腫れている場合は、氷水や冷却シートで冷やして炎症を抑えてください。
一方で、重だるい痛みや、筋肉が凝り固まっている感じがする場合は、蒸しタオルなどで温めて血行を良くすると痛みが和らぎます。
また、顎への負担を減らすため、せんべいや肉料理などの硬い食事は避けてください。おかゆ・ゼリー飲料など、あまり噛まずに飲み込めるメニューが理想です。
顎が痛くて開かない症状は、主に以下の原因が考えられます。
・顎関節症(がくかんせつしょう)
・親知らずの炎症
・歯ぎしり・食いしばり
もっとも多い原因が「顎関節症」です。
顎関節症は、顎の関節内にある「関節円板(かんせつえんばん)というクッションが本来の位置からズレたり、顎を動かす「咀嚼筋(そしゃくきん)」が炎症を起こしたりすることで発症します。
次に、親知らずの炎症も原因の一つです。親知らずの周囲が細菌感染を起こすと、炎症が顎の筋肉まで波及することがあります。
また、歯ぎしり・食いしばりでも顎の痛みは起こります。噛みしめによって顎に過度な負担がかかり、筋肉が疲弊して痛みが生じるためです。
顎の痛みや開きにくさ、カクカクといった関節音が続く場合、受診先として適しているのは歯科、とくに歯科口腔外科です。
耳の奥の痛みが強い、もしくは頬の腫れや発熱を伴う場合は、耳鼻咽喉科や口腔外科を紹介されることもあります。転倒や交通事故など外傷がきっかけであれば、整形外科の受診が必要なケースもみられます。
受診の一つの目安は、以下です。
・口の中に縦に指2本が入らないほど開きにくい
・痛みが3日以上続いている
・口を動かすと毎回変な音がする
「そのうち治るだろう」と我慢を続けると、関節円板の変形や筋肉のこわばりが固定化し、痛みや開口障害が長期化する可能性があります。
食事や会話、歯科治療がつらくなるだけでなく、肩こりや頭痛など全身の不調につながることもあるため、自己判断で放置はしない方が安心です。
顎の痛みに対しては、原因や症状の程度に応じていくつかの治療法を組み合わせて行います。
・スプリント療法(マウスピース)
・薬物療法
・理学療法
スプリント療法は、夜間などにマウスピースを装着し、噛み合わせを整えつつ顎関節への負担を軽減する治療です。
薬物・理学療法では、消炎鎮痛薬で炎症・痛みを抑えつつ、温熱療法・低周波治療で筋肉の緊張をほぐしていきます。加えて、専門家の指導のもと、マッサージや口を開ける訓練を行い、関節と筋肉の動きを少しずつ改善していきます。
お口周りの痛みや「開きにくさ」でお悩みの方は、向井歯科にお気軽にご相談ください。専門的な視点から、患者さま一人ひとりに合わせた最適な治療プランをご提案いたします。
Q1:顎が痛くて口が開かないのは、自然に治ることもありますか?
A1:軽い顎関節症であれば、数日〜数週間で自然に軽快する例もあります。しかし、強い痛みや指2本も入らないほどの開きにくさが続く場合は、受診が推奨されます。症状の裏に別の病気が隠れているケースもあるため、「放っておけば大丈夫」と自己判断せず、歯科・歯科口腔外科で原因を確認するとよいでしょう。
Q2:顎が痛いときにやってはいけないことはありますか?
A2:顎が痛いときは、硬い物を無理して噛む・痛い側でばかり噛む・顎をガクッと鳴らす癖を繰り返す・長時間の頬杖やうつ伏せ寝を続けるのは、関節や筋肉に負担をかけ、症状を悪化させるので避けてください。
■ 略歴
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