診療時間 10:00~13:00/15:00~20:00 ※火曜日のみ17:00まで
休診日 木曜・土曜午後・日曜・祝日
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歯科コラム
COLUMN
「口内を噛んでできものになったけど放置して大丈夫?」
「最近できたできものが何なのか気になる」
口内にできるできものには、口内炎や粘液嚢胞、腫瘍などがあり、同じ口内炎でも種類によって対処法が異なります。次のような場合は、早めに相談してください。
・1〜2週間経ってもできものが治らない
・痛みで生活に支障をきたしている
・市販薬が効かない
・倦怠感や発熱がある
・できものから出血がある
本コラムでは、口内のできものについて、考えられる原因と治療法を解説します。
なかには放置すると危険なケースもあるため、口内のできものが気になる方、違和感を覚えることが多い方は、ぜひご参考にしてください。
口の中にできものがある場合、次のような疾患が考えられます。
・口内炎
・歯根嚢胞(しこんのうほう)
・粘液嚢胞(ねんえきのうほう)
・線維腫
・前がん病変
・悪性腫瘍
それぞれについて解説します。
口内炎は、口の中にできる小さな炎症や潰瘍の総称です。
もっとも多いのは「アフタ性口内炎」と呼ばれるタイプで、中央が白っぽく、周囲が赤く縁取られた丸いできものとして現れます。舌・頬の内側・唇の裏などにできやすく、食事や会話の際にしみるような痛みを感じることがあります。
多くの場合は1~2週間ほどで自然に治りますが、繰り返しできる場合や、長期間治らない場合は別の病変の可能性もあるため注意が必要です。
・アフタ性口内炎:ストレスや疲労・ビタミンB不足・睡眠不足
・カタル性口内炎:矯正器具や入れ歯・歯の尖った部分による傷や刺激
・ヘルペス性口内炎:ヘルペスウイルスへの感染
・カンジタ性口内炎:カンジタ(真菌)の増加・免疫低下
歯根嚢胞は、むし歯や根の感染が原因で歯の根の先に袋状の病変ができる状態です。外見上はわかりにくいことも多いですが、歯ぐきに小さなニキビのような膨らみ(フィステル)ができたり、腫れや違和感を伴うことがあります。
レントゲンでは、歯の根の先に黒い影として確認されることが多く、進行すると痛みや顔の腫れの原因になることもあります。
粘液嚢胞は、唾液腺の出口が詰まることでできる水ぶくれのような半透明の膨らみです。特に下唇の内側にできやすく、やわらかくぷにぷにとした触感が特徴です。
痛みは少ないことが多いですが、食事中に噛んで破れたり、再発を繰り返すことがあります。自然に消える場合もありますが、大きくなる場合は治療が必要です。
線維腫は、慢性的な刺激(頬を噛む癖や合わない被せ物など)によってできる硬くて丸いこぶ状の良性病変です。頬の内側や舌、歯ぐきなどに見られ、肌色~やや白っぽい見た目をしています。
基本的に痛みはありませんが、自然に小さくなることは少ないため、気になる場合は切除して調べることがあります。
前がん病変とは、将来的にがんへ進行する可能性がある変化を指します。代表的なものに白板症があり、こすっても取れない白い斑点やザラザラした白色病変として見られます。赤くただれたように見える場合もあります。
痛みがないことも多く、自覚症状が乏しいのが特徴です。「なかなか治らない」「見た目が変わってきた」と感じた場合は、早めの受診が重要です。
悪性腫瘍(口腔がん)は、舌・歯ぐき・頬の内側・口底などに発生します。治らない潰瘍、不整形のしこり、白と赤が混ざった病変などが見られることがあります。出血しやすい、しびれる、硬くなるなどの症状を伴うこともあります。
初期は痛みが少ない場合もあるため、「2週間以上治らないできもの」は注意が必要です。早期発見・早期治療が非常に重要になります。
口内の悪性腫瘍として、舌がんや口唇がん、歯肉がん、頬粘膜がんが挙げられます。
口の中のできものが気になる場合は歯科医院に相談してください。
アフタ性口内炎は軟膏や貼り薬で炎症を和らげるほか、レーザー治療を行うこともあります。歯みがき・うがいで口内を清潔に保ち、疲労感やストレスが減るよう生活習慣を整えることが大切です。
外傷性や感染性の口内炎は、原因となる物理的刺激やウイルス・真菌を除去します。
歯根嚢胞に行われる歯根端切除術は、歯ぐきを切開し、嚢胞と感染した根の先端を切除します。粘液嚢胞も手術での摘出が一般的です。
前がん病変や悪性腫瘍など、放置すると危険なケースもあります。
次のような場合は、早めに相談してください。
・1〜2週間経ってもできものが治らない
・痛みで生活に支障をきたしている
・市販薬が効かない
・倦怠感や発熱がある
・できものから出血がある
悪性の疑いがある場合は医療機関を紹介し、早期治療につなげます。
まずは近くの歯科医院に相談しましょう。
当院では、お口の中のできものや違和感に関する診察・ご相談を承っております。「いつもの口内炎かな?」と迷うような場合でも、患者さまの不安を解消できるよう丁寧に説明いたします。少しでも気になる症状があれば、お気軽にご相談ください 。
Q1:歯科医院以外だと、どこに相談すればよいですか?
A1:耳鼻咽喉科や口腔外科を受診してください。
Q2:口内炎を早く治すには?
A2:食事では熱いものや塩辛いものを避け、鮭や納豆、乳製品などビタミンB群が豊富な食品を摂りましょう。口腔内は清潔に保ち、こまめな水分補給で乾燥を予防してください。
■ 略歴
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