歯並びも大切です

こんにちは。院長の向井です。
この時期が旬の魚として知られる、さより。
関東では「春告魚」とも呼ばれるそうです。

さよりには、歯を丈夫にする
カルシウムが豊富に含まれています。
美味しく食べて、さらにお口の健康も
手に入れてみてはいかがでしょうか。

 

さてマスクの着用が個人の判断に委ねられ
今後は口元を人前に見せる機会も増えてくるかと思います。

そんな中で、歯並びが気になっている方も
いらっしゃるかもしれません。

皆さん、『歯並びの悪さ』には
いろんな種類があることをご存知でしょうか？

出っ歯や、すきっ歯などもありますが、
実は日本人に多いのは「叢生（そうせい）」と呼ばれるものです。

耳慣れない言葉かと思いますが
簡単に言えば、歯が顎に入りきらず、
重なり合ってデコボコになっていたり、
ガチャガチャになっていたりする状態です。

 

今回はこの叢生（そうせい）の治療についてご紹介します。

こちらの患者さんは2006年に来院されました。
叢生が強いことで歯みがきがしづらく、
歯を綺麗に保つことが難しい状態でした。

2013年に来院が途絶えてしまいましたが、
2019年に下顎左第二大臼歯が噛めないほど動く
ということで再来院されました。

レントゲンで確認してみると、
根周囲の骨が吸収されてしまっています。
歯周病になっていたのです。

そこで2020年に歯周病治療と、
第二大臼歯の自然挺出を図ることで骨の再生を試みました。

その後2021年にインプラントを行いました。

しかし叢生を改善しなければ、
やはり歯を綺麗に磨けず
歯周病が再発するおそれがあります。

そこで自己衛生管理が容易にできるよう
マウスピース矯正をスタートしました。

 

そして2023年、
今では叢生がほどけ、綺麗な歯並びになり
歯もきれいに磨くことができるようになりました。

この患者さんのように
歯並びが悪いと、歯を清潔にできず
歯周病になることもあります。

大切な歯を失わないためにも、
歯並びを整え
衛生管理をしっかりできるようにすることは大切ですね。

 

歯並びについて気になる方は
お気軽にご相談ください。

 

 

 

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