向井歯科ブログ


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「たかが1本」の油断が招くお口の崩壊ドミノ

歯科治療全般

 

 

 

 

こんにちは。院長の向井です。

12月に入り、本格的な冬の訪れとともに、

華やかなイルミネーションが

街中でも輝く時期になってきました。

 

 

 

クリスマスや年末の季節感を

肌身で感じるこの頃には、親しい人と、

特別な料理や美味しいケーキを食べる!

という方もいるのではないでしょうか。

 

 

 

そうした楽しいひとときを過ごしたあとは、

つい食後のお口のケアがおろそかになりがちです。

 

 

 

ですが、

「ちょっとぐらいはいいか」の油断は禁物。

 

 

 

この油断から始まる「小さなむし歯」

お口崩壊への第一歩となってしまうのです。

 

 

 

 

 

 

◆お口崩壊のはじまりは
「小さなむし歯」から

 

 

 

「むし歯になったら削って治せば大丈夫」

と考えがちですが、

治療とはいえ「削る」という行為は

歯に想像以上のダメージをもたらします。

 

 

 

歯は一度削ると元には戻らないため、

プラスチックや金属などの「人工物」で

削った部分を補っていきます。

 

 

 

削った部分を補う治療が一旦完了すると、

むし歯の痛みなども無くなるため、

「これで完治した!」

と思われることも多いかもしれません。

 

 

 

しかし、

どんなにつめものを丁寧に作っても、

人工物である以上、

少しずつ隙間ができてしまいます。

 

 

 

ましてや、

一度むし歯になったということは、そこは

「ケアが行き届きにくいところ」である証拠。

 

 

 

つまり、つめものをした部分

再びむし歯になるリスクが高く、

実際に5~7年おきで再治療が必要になる

いわれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

すると、治療のたびに歯は削られ、

やがて「つめもの」「かぶせもの」に変わり、

さらには歯の神経を失って、最終的には

歯そのものを失う「負のサイクル」に

陥ってしまうのです。

 

 

 

はじまりは小さなむし歯でも、

治療による負のサイクルに一度はまってしまうと、

そこから抜け出すのは並大抵のことではありません。

 

 

 

 

 

 

◆1本の歯が引き起こすお口の崩壊ドミノ

 

 

 

とはいえ、

「28本あるうちの1本ぐらいなら

抜けても支障ないのでは?」

と思う方もいらっしゃるでしょう。

 

 

 

確かに歯を失った直後は、

噛みにくさや違和感を覚えるものの、

時間が経つとある程度それにも慣れて、

やがてその歯がないことも

忘れてしまいます。

 

 

 

しかし、この時点ですでに、

お口の崩壊ドミノが始まっています。

 

 

 

たとえば、奥歯が1本抜けてしまった場合、

食べものをかみ砕く力

抜ける前の約半分に落ちるといわれています。

 

 

 

自分では今まで通り噛めているように思えても、

実際は抜けた歯の周囲にある「別の歯」

その負担がかかっているに過ぎません。

 

 

 

 

 

 

 

 

これは「3本あった家の柱が2本になる」のと同じで、

ここから1本、さらに1本と

次々に柱がダメになっていく様子は

容易に想像できるでしょう。

 

 

 

そして、この状況は抜けた歯の周囲に留まらず、

その隣の歯、さらには

反対側の歯にまでドミノ式に広がり、

最後は「歯がボロボロで噛めない」

という状況に至ってしまいます。

 

 

 

 

 

 

◆歯を守る3つのステップは
「予防」「治療」「メインテナンス」

 

 

 

治療による負のサイクル、

さらにそれに続くお口の崩壊ドミノを

回避する最良の方法はずばり、

むし歯・歯周病を予防すること。

 

 

 

もしも、むし歯や歯周病になってしまった場合でも、

早期に発見し、

速やかに治療を行うことで

歯へのダメージを最小限に抑えることができます。

 

 

 

この2つを叶える唯一の方法が、

歯科医院での定期的なメインテナンスです。

 

 

 

 

 

 

 

大切な歯を負の連鎖から守るためにも、

ぜひ生涯を通じて定期メインテナンスを心がけましょう。

 

 

 

 

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