向井歯科ブログ


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親知らずの抜歯に関する症例

歯科治療全般

こんにちは。院長の向井です。

 

皆さまは今年の抱負は決めましたか?

「一年の計は元旦にあり」という言葉があるように、

何事もはじめが肝心。

 

まだゆっくりしていたい気持ちも

あるかもしれませんが、

しっかりと検診を受けて、

むし歯や歯周病の早期発見・治療に努めましょう!

 

さて、今回は親知らずの抜歯について、

ある患者様のケースを紹介します。

 

その患者様は、左奥で噛んだときに

違和感があるということで、

レントゲン撮影をしてみました。

 

すると、左上の歯の根っこに、

親知らずが食い込んでいることが

原因だと判明しました。

 

親知らずの抜歯に関する症例

 

この患者様のように、
親知らずが歯の根元にぶつかっているケースは
多く見られ、今回のように痛みが出ることもあります。

 

痛みの原因になっている
親知らずを抜いたとしても、
親知らずが食い込んでしまった
左上の歯の根っこを支える骨 は、
回復が難しい見込みでした。

 

その結果では、患者様が
動揺してしまうかもしれません。

 

そこで、思いきって親知らずではなく、
左上の歯を抜くことで、

 

親知らずが
もともと左上の歯があった位置に
生えてくることを期待しました。

 

親知らずの抜歯に関する症例

 

とはいえ、期待通りに
親知らずが出てこなかったら、
目もあてられません。

 

患者様と相談し、
すでに生えている左上の歯と
親知らずのどちらを抜くか
考えていただきました。

 

リスクはありましたが、悩んだ末、
左上の歯を抜くことにしました。

 

その結果、おおよそ見込み通りの位置に
親知らずが出てきてくれ、
治療は成功しました。

 

親知らずの抜歯に関する症例

 

理想は、すでに生えている歯に
親知らずが食い込まないよう、
予防として親知らずを抜くことです。

 

しかし、上顎の埋伏した親知らずは
通常、深い位置にあります。

 

抜くとしても、
非常に難易度が高い手術になりがちです。

 

今回のように、ぶつかるとまではいかなくても。
ある程度は出てこないと大変です。

 

したがって、理想的な抜歯時期を選ぶのは難しく、
定期的にレントゲンで確認することが
必要だと考えました。

 

もし、お口に違和感を感じた場合は
些細なことでもかまいませんので、
当院までお声がけください。

 

まずはカウンセリング等で
サポートさせていただきます。

 

 

 

医療法人 紀文会 向井歯科
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