向井歯科ブログ


BLOG

自覚症状がない!?歯周病の怖さ

歯科治療全般

こんにちは。院長の向井です。

一雨ごとに秋の深まりゆく昨今、いかがお過ごしでしょうか。
夏の疲れが出やすい時期ですので、
くれぐれもお体を大切になさってください。

さて今回はみなさんも一度は聞いたことがある
「歯周病」についてご説明いたします。

歯周病とは細菌の感染によって、
歯を支える骨などが破壊されてしまう病気のことです。

歯を失う原因の第1位は歯周病です。
「沈黙の病」とも呼ばれ、自覚症状がほとんどなく進行してしまいます。
これは歯周病菌が出す酪酸などの毒素が神経を障害し、
痛みが鈍くなるためです。
多くの場合、歯医者に行こうとは思わない程度の痛みです。

歯周病の骨破壊は階段状に進行します。

自覚症状がない!?歯周病の怖さ


歯が浮いたような違和感があるなと思ってはいるが、
歯医者に行かなくても2週間ほどで違和感が勝手に散ってしまう。

しかし数カ月後にまた違和感出て、しばらくすると散る……
そんなことを繰り返しているうちに、
歯周病は静かに進行し、20年ほど経つと、
いきなり歯が揺れだします。

慌てて歯医者さんに行き相談すると
「そろそろ抜きましょうか?」とさわやかに言われて、
初めて事の重大さに気付くのです。

歯に違和感を感じた時には、すでに骨破壊が起きています。
休止期があることもくせ者です。
実際には骨が減っても歯肉の形までは大きく変わらないので、
本人は治ったと勘違いしてしまいます。

短い期間の活動期と長い休止期が自覚をはばみ、
気づいたときには手遅れになっていて、
自分の歯を失うことになるのです。

しかし、歯周病は予防することができ、
進行度によっては治療も可能です。

定期検診を心がけ、早期発見・早期治療と、
日ごろのメンテナンスがとても大切です。

 

 

 

医療法人 紀文会 向井歯科
〒575-0033 大阪府四條畷市美田町7-10
TEL:072-862-0123
URL:https://mukai-dc.com/
Googleマップ:https://g.page/r/CZEPKHA_-020EAE?gm

月刊アーカイブ