向井歯科ブログ


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40年越しの真実

歯科治療全般

こんにちは。院長の向井です。
清々しい青空が広がる心地良い季節になりました。
こうした時期こそ、お口の中もすっきり爽やかにして
気持ちよく過ごしたいですね。

歯科では、普段のセルフケアでは取り除けない
汚れや歯石もしっかり除去できます。
ぜひお気軽にご来院いただき、
お口も心も晴れやかにお過ごしください。

さて、今回は健診目的で来院いただいた
患者さんに見つかった、
驚きの症例をご紹介します。

テニスが趣味というその患者さんには、
対応すべきポイントが3つありました。

① 右顎骨内の巨大な嚢胞(のうほう)
② 上下の埋伏歯
③ 右顎関節が折れて横になり、くっついている

40年越しの真実

下の埋伏歯に関しては、
嚢胞を開創して膿の袋が
小さくなるようにしてから、抜きました。

上はそのまま、抜歯で治療完了です。

40年越しの真実

これらの症状の中で、最も
慎重になるべきものは、3つ目でした。

動作に問題がなかったようで、
本人は40年くらい右顎関節が折れたことに
気づいておらず、放置状態になっていました。

どうやら、若いときにテニスをしていて
ポールに激突した覚えがあるそうで、
おそらくそれが原因だと考えられます。

当時、病院に行ったものの、
何も言われなかったとのことでした。

2年ほどで骨が出来上がったようで、
後遺症がなかったのは幸いです。

しかし、下顎だとそうはいかず、
洒落になりません。

ここまで嚢胞が巨大だと、
歯根や顎関節が折れたとき、
大惨事になりかねないです。

40年越しの真実

転んだり、なにかに衝突したりしたときの
状態悪化を考え、テニスは控えるように
お願いしました。

このようなケースがあるため、定期的に
健診に行くようにして、少しでも早く
治療を開始できるようにしましょう。

 

 

 

 

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